バリ島伝統行事

ウブド王宮のお葬式を見てきました

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こんにちは、バリ島ウブド在住ikuです。

先週、私たちが暮らすウブドで大きなセレモニーがありました。
王様の第三夫人のお葬式です。

1月の終わり頃にご崩御されたようで、
それから40日かけて準備をし、
3月2日に葬儀が行われました。

ウブドの中心、ウブド王宮横の広場では、
バデと呼ばれる大きな塔を作り始めます。

全て手作業なのも驚きだし、
作ってるのが村の人たち(専門の業者とかじゃない)のも驚き。

ちょうどここは我が家の近くなので、
毎日毎日出来上がっていく様子を見ていました。

この高さを登って作業してるのは(しかも繋ぐものもなし)、
見ているこちらもハラハラ。

そして2週間後にはここまで完成。

下に人がいるので大きさがわかるかな。
装飾も施され、横には棺を運ぶための大きな階段?スロープ?も。

この急な坂を、ご遺体を担いで塔の上まで運ぶのです!
塔を作るのも人力だし、運ぶのも人力!
ほんとバリの人たちすごい!!!

ちょっと見づらいけれど、
ご遺体を入れて火葬するためのルンブー(牛の棺)も完成。
観光客が写真を撮っていますね。

実はこの塔、ここで完成ではなく、
当日この上にさらに乗っかって、ありえない高さになっていたのでした。
位が上の方はこうやってバデも豪華になるようですね。
どうやらインドネシアのギネスにも載ったようです!

葬儀当日は、ウブドのメインストリートを閉鎖して、
ウブド王宮から火葬場になるお寺へと移動します。
そう、まるで日本の山車のように、
大勢の人たちで担いで約1キロ離れた場所まで移動するのです!

ほんとに竹。すごい重さだろうなぁ。
しかも持ち上げて回ったり、すごい速さで走ったりするらしい。
毎年怪我人がでるそうで、
今年もルンブーを担ぐ竹が折れてしまい何人も怪我をしたようです。

私は子どもを連れて火葬式を見に行きました。
火葬場ではすでにバデもルンブーも到着し、
ご遺体はルンブーに収められ、火をつける準備が進んでいました。

塔の上、ちょうど階段が繋がっている場所が、
移動の時にご遺体を乗せる場所。
どうやら移動中、ここに王様が乗られていたとか?
この高さで!人力で!想像しただけで怖い!

ご遺体の収められた牛の棺に火がつきました。
地元の方も、観光客も、それはもうごった返しております!

地元っ子も塔の上に登って見物。
日本人の感覚だと、
葬儀に使う祭壇に登ったりなんかしてたら怒られそうだけど、
バリではよく見る光景。
見えないから高いところに登りたいって、
子供にとっては普通の感覚だもんね。
後ろで待機してた消防車の上にも子どもたち登って見てました。

すっかり燃え尽きたその瞬間、
堰を切ったように雨が降り出しました。
まるで終わるのを待っていたかのよう。
神事に限ってこういうことがよく起きるここは、
まさに神々の棲む島。

この後、灰を海に撒くために海に向かったそうです。
今回は王族の葬儀だったので大規模でしたが、
住民のお葬式もあちこちで行われています。
どれもガムランをならしながら町を練り歩き、
初めて見たときにはその賑やかさにお葬式だとは気がつかないほどでした。

バリでは輪廻転生が信じられていて、
「送り出す」雰囲気を強く感じます。

今回亡くなられたおばあちゃんも、
きっと戦争を乗り越えて、ウブドを守り、
今に繋いだウブドの母だったのかなーなんて考えていました。
こんなにも大勢の人たちに見送られるだなんて幸せだろうなぁ

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